2004年早春の川根路 梅咲きだす頃


 夜も更けるにつれて雨脚が強くなりやがて風が出てきた。傘をさしても撮影困難な状況下、車の後部から何とか撮影。構内照明に照らされるC11312号の車体が雨粒に輝いていた。


 数人の乗客が待つ家山駅に下り列車が進入してくる。列車の前照灯がいぶき501をシルエットとして浮かび上がらせる。雨はますます強くなり、至る所に水溜りを作っていた。


 到着した下り列車は、大鐵でも古参となった312系313F、災害の影響で毎日稼動する事になった同車は老体に鞭打って最後の活躍を続けている様にも感じられる。災害復旧後の進退が気になる車両だ。


 家山での撮影を終えて千頭の宿へ向かう。風雨が一層強くなり千頭に着いた頃には台風並だった。翌日の天候を気にしつつ一杯呑んで就寝。果たしてこの風雨が続いているのだろうか。


 6:30起床、起きてビックリ外は青空が広がっている。台風一過の青空と表現しても良いほどの天気だ。支度をして川根小山駅へ向かう。途中、川根両国で奇怪な物体を発見、見ればDD201の車体がcト100型の上に載っている。全検中のDD201は車体と足回りに分けられて検査されている様だ。

 川根小山駅で列車を待っていると定時を過ぎても列車が来る気配がない。やがて10分ほど遅れて列車が到着した。車掌も運転台に移って前方確認しているところを見ると、前夜の風雨での線路妨害が多々あったのではないかと推測される。始発列車は大変だ。


 先回りして沢間駅へ、沿線で通学客が一番多い駅である。とっくに定時を過ぎているにも関わらず心配した様子もなく賑やかだ。そして定時より15分遅れで列車が到着する。川根小山〜沢間間でさらに5分遅れた様だ。


 沢間を発車したかと思ったらすぐに停車、そこには竹が倒れていた。倒竹を取り除きまた走り出す。結局遅れを取り戻すことなく千頭に着いた様だ。
 宿へ戻って朝食を...と思い車を千頭へ向けて走らせると、川根両国駅に待機する貨物列車の姿を発見!すかさず戻り川根小山〜奥泉間で撮影することにする。通信線の影がちょっと邪魔だが、編成写真を撮るには十分な場所。この日はDD20にcトキ200形2両だった。


朝食を済ませて本線方面へ向かう。福用の茶畑の中で313Fを流してみたが...


毎週月曜日には団体臨時列車が運転された。遠路、和歌山からのお客さんを乗せた列車は春の陽気の中、軽快に走り抜けていった。


単機回送を大和田〜福用の築堤で撮る。昼前の穏やかな陽射しを受けて綺麗な白煙を残して去っていく


 101レはC11312牽引、久々に地名駅から地名坂を登る姿を撮ろうと思ったらこの爆煙!一昨年冬のブライダルトレインの時を彷彿させる煙にビックリ仰天!ここは大井川??


地名駅通過。煙に巻かれる客車、やっぱり蒸機列車には旧客が良く似合う!


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