ちょっと日帰りで大井川へ...


 平成15年9月21日、前日物凄く早く寝てしまったからか4時半頃に目が覚めた。台風15号の影響もあってか前日から雨模様、そして気温がかなり低い。
テレビで台風の進路を確認すると当初の予定より遅れているみたい。だったら...と思いつきで大井川へ行くことに決めた。
 18日に開店した「支那そば まるさん」新金谷店のお祝いを兼ねての大井川行き、風雨で疲れるだろうと思い列車で出掛ける事にした。


 JR伊東駅6:24発の熱海行きに乗る。1番線ホームには既に列車が待っているが、どうしても好きになれない伊豆急の譲渡車。中央奥には伊豆高原からの列車が3番線に入っていく姿が見られる。同じJR115系ベースの伊豆急200系だが、あちらは河津バカテル公園のラッピング電車。

 余力が出来たら内装にも手をいれ、少しでも観光色を出してほしいもの。
頑張れ伊豆急行!

                                   JR伊東駅
 熱海での乗換え時間は3分、地下道を抜け乗換えるのは良いが、3分はちょっとばかり短い感じ。お年寄りには厳しい時間、もう少し連絡の便を考えてほしいものです。そして、乗り換えた列車はJR東海の113系3連2本の6両編成浜松行き。しかしこの列車には便所が無いと言う。

 もしこの列車で浜松まで乗ろうとしたら...2時間半も便所無しで行かなければならない。途中の主要駅での停車時間も1分程度、完全に長距離利用者は新幹線を使え!と言うJR東海の思惑にしか思えない。


 三島で接続する伊豆箱根鉄道、車輌は西武701系の譲渡車1000系。
 久々の東海道西下の旅、晴れていれば海が綺麗に見える由比付近も台風の影響で濁り波が高い。風もあるらしく窓に吹き付ける雨粒が音をたてていた。
 東名高速が出来る以前ならもっと視界良好であっただろう。

                               東海道本線由比〜興津

 8月16日夕方から17日未明まで続いた神尾駅付近の土砂崩落事故により、大井川鐡道金谷〜福用間はバスによる代行運転が今も続いている。連絡乗車口はひっそりとしホームに人の姿はない。復旧作業が始まり一安心した27日に二度目の崩落。以降作業は中断しまもなく1ヶ月になる。

 鉄道寸断による被害は大井川鐡道だけではなく、沿線の利用者をはじめ寸又峡温泉などの宿泊施設・沿線の観光施設・川根3町の産業にまでおよび、一日も早い復旧が待たれている。
 列車が来なくなって1ヶ月以上、大鐡金谷駅に立ち寄る人影もない。一日も早く活気に満ちた奥大井の玄関口に戻ってほしいもの。

 JR金谷駅改札には代行バス乗り場の案内が手書きで出されていた。いつまでもこんな状態は続けていられない...


              金谷
 代行バスに乗り新金谷駅へ。構内には走りたくても走れない車輌たちが雨に打たれ休んでいる。動かなければ動かないほど傷みが進行する。SLをはじめとした車輌たちは少しながらも構内を動き、いつでも運用に就ける状態を維持している。

                           新金谷
 時折雨足が強くなり撮影も大変な状態になる。車輌区に休む車輌も雨に打たれ物悲しげ。

 一直線に伸びる線路、いつ復旧しても良いように保線班の維持管理は続く。


            新金谷

 まっすぐ天を突き刺すが如く上げられたままの遮断機・灯火を忘れた警報機...復旧の日が待たれるばかり...


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