お茶処 川 根 の 茶 香 路 紀 行

 沿線に茶の香りが漂う季節、この時期に大井川鐵道ではSL急行車内で新茶を振舞う「茶娘列車」が運転される。その年に入社した大鐵観光バスの新人ガイドが扮する「茶娘」が車内で接茶するサービスが人気を呼んでいる。今年は14日〜16日の3日間設定されたが...
 生憎の雨となった16日最終日に訪れてみた。


 8:00 金谷から折り返してきた421Fは前照灯を点けずに標識灯のみで新金谷に入線。側線に南海車が止められていたのを見るとこの日は吊り掛け車が2本とも稼動している様子。どこで離合するか楽しみだ。そして五和を過ぎ大井川が寄り添う。川は数日前の雨でかなり増水していた。
 この後、適当に乗り鉄して新金谷へ戻ろうかと思っていたが、何と福用駅にやぎしたさんの姿を発見!何でも吊り掛け離合を狙う為に7時には出掛けたそうだ。そのやぎしたさんの情報で下泉で離合が見られると言う。ならば!という事で下泉まで乗る事にした。


 緑の絨毯が続く抜里周辺も一番茶の摘み取りが終わり、月末から来月初めの2番茶まで芽を伸ばす。そして大井川を渡るがその様子は普段見る河原の広い大井川の姿はなく、先だっての雨の影響で流れは川幅いっぱいに広がっていた。


 そして下泉、すでに上り列車が到着しており、こちらの到着と同時にドア扱いが行われたため、急いでカメラを取り出し撮影。架線柱が煩いが吊り掛け車同士の離合を撮影出来たので良いとしよう。


 時間を追う毎に雨脚が増す。折り返してきた421Fに再び乗車し新金谷へ戻る。ホームに出来た水溜りに列車の前照灯の灯りが映る。ワンマン列車を示す札の脇にもう一つの吊り輪がある。神尾駅暫定使用期間のダイヤからは「電車急行」がなくなっている。「急行札」を提げて走る日は来るのだろうか。


 「川凄くない?台風の後みたいジャン」と第一橋梁を渡る車窓見入る二人。友達の所に遊びに行くために乗ったそうだが...どこかで見た顔だと思ったら神尾復旧の日に車内で出会った学生さんでした。


 「あ!もう家山ジャン!」と化粧を始める。揺れる車内でも手馴れたもの。金谷に着くまでにはしっかり完成するのかな?そして福用では下泉で離合した313Fと再度交換。ATS未装備のところをみると16000系第3編成の整備が整えば完全に予備車扱いになってしまうだろう。


「写真出来たら下さいね〜」と笑顔でお別れです。


 金谷行きが発車した後、101レに積み込む弁当が構内を横切る。この日は大口の団体さんがありお弁当の数も半端じゃない。その傍らに1003レが到着する。C11312牽引の3両編成、101レの増発的に用意されたのか直前まで運転予定がなかった様だ。


1003レ発車!間近でSLの熱気を感じられるのも大井川鐵道の魅力!曇天の下、ナンバーが光る!


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