大井川鐵道 冬のある一日

幾分か寒さの和らいだ1月30日に今年3度目の大井川を訪れた。天気予報どおりの快晴、冬・平日の大井川の一日です。


この日の101レには大勢の保育園児が乗車していた。初めてSLに乗ったのか記念撮影もおっかなビックリな様子。
そして転線が始まると蒸気が噴き出す音や汽笛に耳を塞ぎはしゃぐ姿が見られた。


暖かいとは言えやはり冬、陽に照らされた蒸気が白く綺麗に輝く


 傍らでは電車の点検整備をする職員がいた。日常点検に加え、痛んだ塗装を手塗りで補修する様子が見られる。しっかりとした設備のない現状では日常点検と簡単な補修しか行えない、早期に新金谷の車両区で整備を受けさせたいものだ。


14時過ぎの奥大井湖上駅付近、風が出て湖水が揺れる。だいぶ傾き始めた陽の光が湖面をいっそう輝かせる。


接岨峡温泉付近まで来ると日陰には17日に降った雪がいまだに残っていた。山里は日が落ちるのも早く寒さが急激に襲ってくる。


 16:18発の列車で接岨峡温泉から奥泉まで一往復することにした。井川発の上り列車に接岨峡温泉止まりの下り列車を回送扱いで連結して千頭へ戻るという、冬場の井川線としては長い編成となる。下り列車から下校の小学生を下ろしてすぐに入換えが始められる。


 下りの到着が16:11で上りの発車が16:18。僅か7分の間に降車・入換え・連結・発車となる。中間に入るDLはエンジンを止めてトレーラー扱いになっていた。そして発車した列車の運転台の向かいにDLの顔というアングル2列車併結らしい?


 奥泉で下車し13分後に来る下り列車に乗り込む。薄暮のカットを狙ってみたものの、ここ数日ですっかり陽がのびたそうでまだまだ明るい。石垣と杉林の間を縫う様に走る森林鉄道らしいカットになっただろうか...


 数分でアプト区間も終わり、手際良くED90の解放が行われる。この辺りでもまだ明るく、暗く感じられたのは奥大井湖上の辺りまで来たころであった。そして終点の接岨峡温泉に着いた頃にはすっかり暗くなった。残すは下り列車があと1本。


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