大井川鐵道 冬のある一日

幾分か寒さの和らいだ1月30日に今年3度目の大井川を訪れた。天気予報どおりの快晴、冬・平日の大井川の一日です。


長島ダム湖の一角にポツリと灯りを燈す奥大井湖上駅、さすがにこの時間(18:50)に利用する人などいないだろう。

最終の下り列車が着くその時間、静寂に包まれた空気がエンジン音と橋梁を渡る列車の音に支配される。


18:53 誰もいないのが判っていてもしっかり停車する最終列車。発車合図の笛が山々に響き渡りエンジンを唸らせ去っていった。


最終列車の終着は接岨峡温泉駅。列車到着後10分ほどで車内灯が消されそしてエンジンも止められる。


山間の小さな駅が眠りにつく...


接岨峡温泉...その昔は「川根長島」という駅だった。アプト式鉄道の開通を機に接岨峡温泉の知名度を上げるために改称された。


「○○温泉」と言う駅名から大きな温泉街を想像してしまうかも知れない。


しかしここは民宿数軒程度の歓楽街もない小さな温泉場。


虫の音も聞こえない冬の静かな夜が更けてゆく。


何もない温泉場、見上げる空は天然のプラネタリウムが展開している。何もなくはない、豊かな大自然がそこにはある。


都会の騒々しさ・汚れた空気・冷たい人間関係...そんなものを忘れさせてくれる空間がある。


21時には照明も信号も消え星明りだけが駅を照らすことになる。都会ではネオン輝く時間帯、田舎(山)の夜は早い...


お や す み な さ い



「温泉」の名を冠する駅、帰りがけに昨年改称した川根温泉笹間渡駅に立ち寄った


川根温泉駅にしなかったのは地元の方々の「笹間渡」に対する愛着


開業当初の木造駅舎が現役で使われている


古豪電車が地響きを残して走り去る


神尾崩落事故からまもなく半年、現場は昼夜通して復旧に向けた作業が続けられている


上部から徐々にコンクリートで固められていく崩落斜面


3月下旬の復旧が予定されている



(画像にマウスポインターを当ててください)


早期の復旧と二度と崩落の起こらない安全策を...


                                 

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