DB牽引列車で行くアプト区間ウォーク


**鉄道敷地内での撮影は許可を得て行なっており、通常行なえるものではありません**


DB列車は第一大井川橋梁をゆっくりと渡り始めます。橋梁右に見えるのが八栗側線。


入ってすぐのところで土砂崩れで埋まってしまっています。


橋梁の後は緑の山々。鉄道施設以外に人工物の全くない大自然の中、天然のマイナスイオンを浴びて列車は進みます。


 アプトいちしろ駅に到着したDB列車は折り返しのために機回しを行なう。DBを切り離したcスハフ1型客車を参加者全員で側線へ押し入れる。動き出してしまえば軽いが、そこまでが大変。脇をDBが後戻りしてポイントを越える。


後退したDBがcスハフ1型客車の後方へ回りこむ。デッキ越しにその姿を望む。


 徐々に寄せられて連結。日頃運転しているDD20型と違い、ボンネットの分だけ見通しが利かないため運転士は身を乗り出して、地上で誘導する職員の指示を仰ぎ前方確認をする。
 機回し作業が終わるとここで昼食タイム。いちしろの車庫内で昼食を取って午後のアプト区間撮影へ。


 定期205レで長島ダム駅へ一区間乗車する。乗車した列車から降りるとすぐにアプト区間へ移動する。まずは205レを押し上げたED90の単機回送の撮影。アプト区間が始まるところまで徒歩で移動する。


 参加者の撮影準備が整ったところで発車。エントランスを介してアプト区間に進入、まずは35‰の緩斜面。緩斜面と言っても通常の鉄道では結構キツイ勾配であろう。


回送列車を後追いで一枚。隧道内で35‰から90‰へ一気に勾配を変えると車体が沈むように消えていく。


ラックレールの擦り面が妙に輝く。


 隧道内で勾配が変わる位置、標識を立てるスペースがないためか隋道壁面に貼りつける様に取り付けられている。そしていよいよ日本の粘着鉄道最急勾配90‰区間のウォーキングへ。そんなキツくないと思ったらとんでもない。坂下側へ引っ張られるように足が進む。


 3枚のラックレールが1/3ずつピッチをづらして敷設されている。その一枚一枚の坂下側はピニオンと擦れ合うためか錆付いた様子を見せない。そして日が当たるとキラキラと輝く。普段は列車内からしか体験できないアプト区間を歩く。保線用の側道は鉄板ではなく網板。足下を覗くと大井川の流れが遥か下に見られる。高所恐怖症の人は腰を抜かすかも?


14:05過ぎ、アプトいちしろ駅を発車する汽笛が山々に響くと市代隧道を抜けて207レが登ってくる。


客車5両編成の列車でもこれだけの高低差を産むほどの急勾配をゆっくりと登る!


小さな車体でも間近で見ればそれなりの迫力で迫ってくる。そしてDL・アプト式ELと続く。


唸るラック用電動機の音がひと際大きく聞こえる。


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