2004年 晩秋の大井川紅葉紀行


抜里で降りて狙うはサイドギラリ!102レの通過時間が陽射しの限界点、期待通りの輝きを見せる蒸機列車!


 一区間列車に乗り家山駅へ、乗った車両も離合した車両も近鉄16000系、千頭へ向かったのは第3編成、他の2本とは少し形態が異なるようだ。車内もドア開閉表示などが追加されていて他車との違いが判る。

 1004レを撮る頃には陽は山の陰へ、ゆっくりと発車していく姿を何とかとらえる事が出来た。陽が陰ると外気が一気に冷え込み白煙・蒸気がいっそう白さを見せる。


 1004レ発車後、打ち水がなされる。窓口営業が17:30までで乗降客も少なくなると掃除・片付けを淡々とこなしていく。やがて16:48発の下り千頭行きが到着。山の稜線がクッキリと見えますます辺りは暗くなる。


 17時を過ぎ、裸電球の照明が冷え冷えするホームを暖かく照らす。17:08発金谷行きを待つ乗客にモデルをお願いし、照明で出来る影を撮ってみる。ホームだけでなく人に照る光も暖かく感じられる。まだ北の空はうっすらと青みを帯びていた。


 
しかし南向きはもう暗がり、信号の灯火・ホームの照明が唯一の光源となる。

モデルをお願いした乗客の演出なき姿、もうすぐ列車が到着する。

 列車接近警告音・煩い構内放送もなくレールの軋む音・列車の前照灯が列車到着を伝える。ホームに滑り込む列車の姿を見てベンチから立つ、その位の感覚で十分ではないだろうか...


 新金谷まで列車に乗り夕食を済ませて19:37発の千頭行きに乗り車を取りに行く。すでに闇の中の新金谷駅に列車が入線、傍らの旧型客車を照らす。その車内には地元の乗客しか見られない。日中の騒々しさがウソの様に静かな車内に響くのはひと際大きい動力音とレールのジョイント音。


 車を取り千頭へ向かった。千頭駅前の木にはイルミネーションが点けられ駅前を煌々と照らしている。そしてイルミネーションが消え、22:23にこの日の終列車が千頭に着く。


 終列車が到着した千頭駅構内、先着していた3本の列車が休む構内に到着後の点検をする終列車の光りがホームを照らしコンプレッサーの音が響く。到着後10分ほでで列車の照明も消され静かな構内に戻っていく。


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