2004年 晩秋の大井川紅葉紀行


 11月も下旬、そろそろ冬の気配が感じられるはず?の時期に大井川へ出かけた。昨年よりはまだ良いと言われた今年の紅葉、時期的には少し遅いかと思われたが気候の変化からか、この時期でも綺麗に色付いているところがみられた。
 11月28・29日二日間の大井川の様子です。


 28日早朝の代官町駅、朝焼けに染まる空をバックに千頭行き3レが入線。休日で学生の乗降もなく発車する、ゆっくり動き出した車体に朝陽が照りつける。


 崩落事故復旧後、初めての紅葉シーズンを迎えた神尾駅を俯瞰。周りの綺麗な色付きに反してコンクリート吹き付け面が異様さを見せる。自然に苔生し同化するのには何年掛かるのでしょう。


 福用駅へ向かうと数人のご年配方がホームの花壇の手入れしていた。苗の一部は大井川鐵道から提供されるが、その他の苗や肥料は皆さんで持ち寄るのだという。年2回の植替え・日ごろのお手入れ共に住人の方々がボランティアで行っている。


 川根温泉の駐車場に車を止めて列車に乗る。川根温泉9:44発の千頭行きは313F、沿線のススキが陽射しに輝いていた。乗車してビックリ、金谷を9時過ぎに出るこの列車、ほぼ席が埋まっている。お陰で千頭まで立ち席乗車、早い時間からこんなに乗っているとは思わなかった。この後の下り列車はほぼ満席だった。


 千頭から田野口へ戻りSLを大銀杏と絡めて撮影、この日は3往復のSL急行が運行され撮影頻度も高くなる。見頃を迎えた田野口の大銀杏が綺麗に映えていた。そして1001レは白煙を棚引かせて通過していく。


 1003レを真横から、快晴の秋空に黄色い葉がとても良く映える。続いて101レを小高い民家の庭先のモミジを入れて撮ってみる。残念ながら蒸機はスカで通過していった。


 101レと駿河徳山で離合してくる上り列車は午前中部活動をしていた川根高生の下校列車、田野口にも一人の学生が下車、毎度の降車カットと...EF6324さんの手腕をお借りして?駅舎の前で1枚。なるほど、こういう風に撮っているのか...と勉強させてもらいました。

 撮影後「おでん」とドリンクで雑談、1002レ通過の頃まで店内でゆっくりと寛がせて頂いた。1002レ通過時刻が近づくと各々ポイントへ、お子さん連れで撮影されていた方のお子さんはもうすぐ3歳。お父さんからデジカメを借りて何やら悪戯していた。


1002レ通過後、ゆったりとした時間が流れる田野口駅。野良猫がゆっくりと線路を横切り、撮影を終えた親子がホームで戯れる。
15時近くになりだんだんと陽が傾き、陰が長く伸びてきた。


 田野口15:00発の列車で抜里へ向かうことにした。元西武の313Fが入っていると聞き、この列車を撮り帰る事にした親子。ホーム上屋の柱に掴まり列車の入線を待っていた子供が「電車きたよ〜」とこちらを振り向く。後姿狙いが思わぬ方向に。


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