暖冬に魅せる!  大 井 川 鐵 道 雪 景 色


101レの一本前の下り列車を流撮りしてみたものの...雪の中を疾走していきます。 横郷付近


 101レが横郷に差し掛かったころ雪は小降りになる。しかし綺麗な白煙とドレインで現役当時の様な錯覚を受ける。会津若松区に在籍していた現役当時は毎年雪と戦っていたであろうC11312、大井川で雪景色の中を走ることになるとは思わなかっただろう。
                    (画像にマウスを当てると昔日を懐かしめる?セピア調になります)


 101レ撮影後に井川線沢間駅に移動する。101レ接続列車が沢間駅に進入、枝々に積もった雪が今にも落ちてきそう。この辺りまで来ると道床はおろか枕木も雪に埋まり線路まで埋まりそうなほど積もっている。


 列車で川根小山駅まで移動する。車掌はお馴染みの人、沢間を発車してすぐ「今の人達は井川線マニアです。今日は雪が降ったから写真を撮りに来たんでしょう、こんな山の中でもここまで降ったのは久しぶりのことです。」と車内放送...しっかりネタにされてしまう。
 土本のホームは誰一人歩いた跡がなく、雪が積もったままの姿だった。道路にもタイヤ跡が見られないところをみると集落の人は誰も家から出なかったのだろうか。


 土本駅構内の梅、もう蕾が膨らみ色づいてきている。雪と梅を見れるとは思わなかった。そして土本〜川根小山間の景色。すっかり雪景色の沿線、すかさず車内放送「こんな景色を見られるのも今日だけでしょう、窓を開けてこの光景を目に焼きつけて帰ってください」と。確かに翌日には見られないかも知れない。


 雪の川根小山駅を発車する井川行き列車。樹氷の様な木々・レール面まで積もった雪・霧に煙る山々・そして赤い列車。物凄く贅沢な景色を独り占めした。それは...下車してから車掌氏の「準備出来たら手を挙げろ!」という計らいのおかげか。構図を決めるまで発車を遅られてくれた。


 去り行く列車の屋根に雪だるま。見づらいかも知れないがトンネル限界ぎりぎりの大きさに作られた雪だるまがDD20の上に。田舎の鉄道らしい演出?

 そして列車の去った川根小山駅を見渡すと、自分がつけた足跡以外の足跡が見当たらない。土曜日で雪、この駅を利用する人もいなかったのだろう。付けてしまった足跡が逆に純白の世界を汚してしまったかの様だ。


 13分後、奥泉で離合した上り列車が川根小山に着く。前の上り列車から1時間半、線路面にも雪が乗っている。何とこの列車にR34さんが乗っていた。始発の井川行きで終点まで行き戻ってきたそうだ。


雪解けが始まった地名で102レを撮る。101レ同様に綺麗な白煙を棚引かせていった。   地名


 冷えた身体を温めるには温泉が一番!地名での撮影後に川根温泉笹間渡へ。川根温泉で湯に浸かり帰路に着く。湯から上がり駅に戻ると白熱電球の温かい光が灯っている。ホームや駅舎外観の整備がなされたもののホーローびきの照明器具に白熱電球という組み合わせが今でも見られる。

 横岡に着いた頃には辺りは真っ暗。入線する列車の前照灯がホームの人々を照らし出す....


                        

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