TSUYOSHI NAGABUCHI ALL NIGHT CONCERT 2004.8.21
到 着 か ら 開 演 ま で の 軌 跡


 JR九州ではコンサート終了の22日に桜島フェリー桟橋最寄の鹿児島駅から九州新幹線乗換駅の鹿児島中央駅へ6両編成の臨時列車を9本・都城行きを1本設定。さらに特急列車の増結を行い集中する終演後の輸送力増強に努めると共に、鹿児島・鹿児島中央駅に臨時職員を配置し、安全確保・誘導にあたっていた。鹿児島最大のコンサートに対応する形態をとっていた。また街中には「コンサートを成功させよう」という幟があちらこちらで散見された。

 鹿児島市交通局は市電2系統を日中7分ヘッドから6分ヘッドとし重複する区間では3分間隔で列車を運行し、バスは随時フェリー乗り場方面への増発便を出し満車になり次第発車する体制をとった。
 そして最大のネックとなると思われた桜島フェリーは通常の5隻運行を6隻とし、隣の桟橋に船が着くとすぐ出港するピストン輸送体制が取られ、港を出るとすぐ次の船が入港という過密ダイヤが組まれた。また半数の船で車両甲板を開放し倍の乗船客を乗せて輸送にあたり、鹿児島港側では専用の往復乗船券が発売され帰りの混雑緩和に努めた。

鹿児島中央駅・桜島フェリー桟橋で販売されたコンサート記念往復乗船券。乗船目的以外に記念に購入する姿も見られた

 桜島フェリー広報によると21日の6:00から20:40の間に桜島へ渡った総数は4万9500人に及んだという。当初予定よりかなり多くの人がフェリーで桜島入りしたことになる。

 車両甲板に座り込む乗船客。大きな混乱もなくスムースに乗下船。桜島町総合体育館下から会場までのマグマロードは車両規制され歩行者専用道とされた。警備などに鹿児島県警は普段3人の駐在しかいない島に600人を動員、主催者側の民間警備員1000名体制であたった。

 救護所が設置された桜島町総合体育館をベースに医師・看護士・赤十字スタッフ・ボランティアなど180人が待機、救急車両・救急搬送に海上保安庁の船舶を待機させ非常時に備える。また鹿児島市内のほぼ全病院が夜間受入れ体制をとった。コンサート中に救急車搬送されたのは14人ほどだった。
 また、桜島島内では垂水港から桜島港へのシャトルバスや各地からのツアーバスが引切り無しに到着。その総数はツアーバスだけで300台に及んだという。

 入場に時間が掛かったため、一時溶岩グランドで待機することとなる。上空には取材ヘリが飛び交う。この頃(18時頃)には桜島に掛かっていた雲も取れて天気も回復。今夜も雨にならずに済みそうだ。
 溶岩グランドの駐車場にはクロークとオフィシャルグッズの販売ブースが設けられた。18時で主だった商品が売り切れ続出となっていた。

 その片隅にはツアートラックが2台、しかし毎回思うがこれだけ綺麗によく描けるものだと...。そして会場までの町道通称「マグマロード」を延々2.5km歩くことになる。歩行者専用にされているためそんなに混雑する事はなかったが、距離が長いだけに結構な運動量に。途中ではお馴染みの光景、これから8時間歌い続けるのによくまぁ元気なものだ。

 そして駐車場から歩くこと30分弱、メインゲートをくぐり会場に足を踏み入れそのスケールの大きさに圧巻。一番後ろのKブロックからステージを望むと米粒以下の大きさにしか見えないだろう。13万平方メートル・東京ドーム3個分に相当するその広さは想像を絶するものだった。
 ここで・この場所で2年前の約束が果たさせる。21時から翌朝5時半、8時間半に及ぶオールナイトコンサートがまもなく開演を迎える。


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