東海バス 2107号車 引退
伊豆東海バスに所属する現役最後の三菱K-MP118M、沼津22く2107、昭和59年製造の同車は親会社の小田急から平成6年に譲渡され活躍を続けてきた車輌。
クリームをベースにオレンジ、白と青の帯を纏った車輌もほとんど見かけなくなった。細かい塗りわけが手間と経費を圧迫するのか、単純な2色分けに変更されている。
窓下のウィンドウシル、鋼板溶接にはリベットを多用した姿は、現在製造される車輌には見られない重厚感がある。
東海バスグループ最後(ボンネットバス伊豆の踊り子号を除く一般営業車輌)の木床車。
最近導入されている低床車・ノンステップバスには採用されなかった暖色系の座席モケットも数少なくなった。
床からニョキッと伸びるシフトレバーも今や見られなくなっている。変速操作も「技」を要する。
なかなか上手く入らないシフトレバーに不調続きの冷房装置。エンジンのオイル漏れ・冷房装置の故障が引退の決め手となった。残念ながら安全運行・居住性の確保に支障をきたす為、夏を前にして引退が決まった。
古めかしい機器が並ぶ運転台周辺。ハンドルセンターには三菱のマーク。シャシ・動力系は三菱、ボディは富士重工製。
23年間で44万6千キロを走行した同車も、24日の団体貸切運用をもって現役引退。
車内には引退を告げる掲示がなされていた。28日の車検切れをもって同車は廃車となる。廃車後の動向はまだ決まっていない。当分は荻車庫に留置される。
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