2005年 新春の大井川


 平成17年初めての大井川入りは偶然にも地名までの団体がありSL列車も2往復の日、のんびりと大井川を満喫してきました。9時半前の新金谷駅、ツンと張り詰めた冬の空気を陽射しが徐々に暖めていきます。客車組成のためにE10型ELがパンタを上げコンプレッサーを響かせる。


 旅客列車の発車を待って入換えが開始される。構内から本線へ、本線から側線へ...手旗誘導と目視確認で安全に入換えられる。この日は1003レ・101レ共に5両編成、不要な車両を切り離しそれぞれの編成を組成していく。


 入換えの為に改札前を行ったり来たりする旧型客車、まもなく下り列車が入線する時刻、乗客はまだかまだかと改札前で待ちつくす。そして一通りの入換え作業が終わるとすぐ列車の入線、タブレットを運転士から受け取り踏切の遮断を確認し発車合図を出す。


列車で地名まで移動した。下り列車の到着と時を同じくして上り列車が発車。当線最古参の313Fが吊掛け駆動音を響かせ走り去る。


 11:10過ぎ、11:30の下り列車に乗車する親子がホームに上がってきた。風花が舞う寒いホーム、完全防備の子供に比べて母親は結構軽装。寒さに震えながら列車の到着を待っていました。


やがて11:45過ぎ、C11190を先頭に臨時SL急行が地名坂を登りきり、逆光の陽射しを受け白煙を輝かせて地名駅に進入する。


 地名駅臨時停車は名鉄ハイキングの団体さんのため。地名駅から大井川の河原に降りて砂利採取のダンプ道を笹間渡までハイキングすると言う。砂利採取のない日曜に設定され、滅多に歩くことが出来ない河原道をハイキング、七曲を河原から見られる絶好のチャンス。無風となったこの時間、発車を待つカマから煙と共に蒸気が真っ直ぐ立ち上る。


汽笛一声!盛大にドレインをきって地名駅を発車する臨時SL急行、地名〜千頭間は乗客なしで軽やかに走る。


 その後家山へ戻る。上り列車が到着するとすぐに101レが到着。C108牽引の5両編成は補機なし。さきほどの1003レも補機なし5両だったのでこの日はすっきりした編成写真も撮れたであろう。下り普通列車をベンチで待つ女性が携帯カメラでSLを撮る。


 乗降確認が済むとすぐの発車、ほぼ遅れもなく発車する101レ客車から手を振る親子、列車の旅を楽しんでいる様子が伺える。そして家山の駅舎内にはSL急行から下車したお客さんが帰りの列車を待つ。車内で買い求めた「SLでGO!」で遊ぶ子供の姿が見られた。


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