北の大地へ・往復寝台列車の旅


 2008年2月17日(日)

 仕事を終えて身支度を整えて向かった伊東駅。22:30、南千歳行周遊きっぷに入鋏印が押される。

 底冷えする2番線ホームには数人の乗客が列車を待つ。

 構内放送が流れて22:34、折り返し熱海行き最終列車となる電車が入線。伊豆急下田行き最終電車に接続するこの列車には結構多くの乗客が見られた。
 22:41、熱海行き最終列車1676Mは定刻に伊東駅を発車する。使用される車輌は伊豆急8000系。深夜早朝の伊東線線内運用は全て伊豆急の車輌で賄われている。

 23:04、熱海に着いた列車は車内清掃後10分程度でパンタグラフが降ろされ、翌朝の始発まで留置。次の乗り継ぎ列車まで1時間45分程度あるので、駅前の大衆居酒屋で時間を潰し、0時半に熱海駅2番線ホームへ上がる。2番線の発車案内には、この3月のダイヤ改正で廃止される寝台急行「銀河」が先着する表示が...。 


 2008年2月18日(月)

 0:35、熱海駅2番線にEF65牽引の寝台急行「銀河」が到着する。ホームにはビデオ撮影する人の姿が2人ほど見受けられた。ここ熱海はJR東日本と東海の境界駅で乗務員の交代が行われるため2分停車する。撮影するのには丁度良い駅でもある。
 0:37、結構な乗客が見られる寝台急行「銀河」は熱海駅を発つ。車窓を眺める人の姿が多く見られる。


 寝台急行「銀河」が発車して13分後の0:50、391M・快速「ムーンライトながら」が到着。どうも375Mが慣れているだけにこの列車番号は馴染めない。この列車に乗り終点の大垣まで乗車。
 車内で呑みながら行くには...隣席がない方が迷惑にならずに済む...と1号車13A席を指定。しかしこの日、そんなに混雑する事もなく2人掛け席でも余裕があった。


 2月の深夜の沼津駅ホーム。391Mの乗降もほとんどなく静まり返る。先行貨物列車の都合で定刻を10分ほど過ぎて発車。静岡の21分停車で元通りのダイヤに戻って終点の大垣へも定刻の6:55に1番線に到着する。ホームを変えて2番線に停車中の7:00発加古川行き列車に乗り換える。以前は117系だったこの運用も221系に変わっていた。


 大垣を発車した頃は山々に雪が見える程度で、街中は至って普通の景色が続いた。ところが、垂井を越えると徐々に雪景色に変わり関ヶ原に着いた頃には積雪が結構なものに。ここで先行する列車が雪の影響で遅れがでたため15分ほど停車。その後も徐行・停車を繰り返して進む。定刻なら米原に着いている時間に近江長岡に到着。ホーム上屋の掛かっていない部分は除雪を諦めたかの様な積雪量。徐々に遅れ幅が大きくなっていく。


 米原に15分遅れの7:49に到着。長浜から来る列車も遅れを見せているため、米原7:48発の網干行きに乗車する事が出来た。こちらは3分遅れの7:51に発車。北陸線・湖西線も雪の影響を受けており、こちらも徐々に遅れが広がっていく。大阪定刻9:13であるが、到着したのは9:29。約15分遅れとなった。


 大阪駅に着くと物凄く冷え込んでいた。カメラを持つ手が悴むほどの寒さ...
 遅れる列車が続発。9:22発の「スーパーはくと3号」は12分遅れで発車。一方で大阪始発の「はまかぜ1号」は定刻で大阪駅を発車する。金沢からの「雷鳥4号」は北陸・湖西線の雪害で9:06着が9:42着と大幅に到着が遅れた。


 大阪環状線に目をやると103系・201系が更新バリエーション豊かに着発する。その中で異彩を放つユニバーサルスタジオの装飾を施した車輌。485系改造の183系と言う特異な車輌を使った「北近畿5号」、こちらも19分遅れ。
 青森からの寝台特急「日本海4号」も15分遅れで到着した。大阪始発以外の列車は軒並み15〜20分遅れが続く。


 大阪駅9・10番ホーム。ここは北陸方面への優等列車が発着するホーム。11:42、富山行き「サンダーバード19号」が発車。この列車が発車して5分後、北へ向かう日本一の長距離列車が入線する。


 10番線ホームの頭上を見上げると、そこには3月のダイヤ改正で廃止される2本の列車の乗車位置表示が吊られていた。共に大阪始発の寝台列車である。
 駅構内に放送が流れると、白衣や黒服に身を包んだスタッフが整列し列車の到着を直立不動で待つ。


 入線する列車は臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」札幌行き。白衣・黒服に身を包んだ集団は、この列車の食堂車を受け持つ「潟Wェイアール西日本レストランサービスネット」のスタッフ。一礼して列車の到着を受ける。


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