春を迎える 川根の桜咲く季節


 203レを追いかけて土本駅へ。川沿いの小さな駅に停車中の列車の上には見事に花を付けたソメイヨシノが咲き誇る。陽の光を受けて輝きを増す花びらは春の花の王様といったところか。


203レと奥泉で離合してきた402レが土本駅に到着する。悠々と枝を広げる桜の大木を周りこむように駅に着く。


 井川線の桜の様子を偵察し再び本線に戻る。田野口12:20発の上り列車が到着。駅舎改修に合わせて駅名票も木製の古めかしいスタイルのものに取り替えられた。今後、映画などのロケで田野口駅が使われる日がくることだろう。


 12:50過ぎ、若干の遅れでSL急行が田野口駅を通過する。新しく立てられた駅名票と桜を絡めての一枚。これで桜吹雪でも舞ったら...モノクロで表現したら昭和20〜30年代のイメージになっただろうか。


駅脇の桜はほぼ満開。午後のマッタリとした時間が流れる駅、穏やかな風が吹きぬけ桜花が揺れる。


 13:49発の上り列車が着く。たった1時間の補講を受けるために彼女は往復2時間強の時間をかけて学校へ。
満開になった駅脇の桜を携帯カメラで写しつつ列車を待っていた。


 旅客列車数本を桜・菜の花などと絡めて撮影。田野口駅も色とりどりの花が咲き乱れていた。そして列車が去ると線路脇から2人の職員が線路へ入り枕木のチェックをしている。田野口駅近辺もまもなく枕木の整備が始まるようだ。


家山へ向かう途中、時間があったので抜里駅に再び寄ってみた。朝気付かなかったが椿の花がホームに咲いていた。


 午後から強い風が吹き、一部の花びらは風に舞っていた家山の桜。それでもまだ蕾が見られるところから再び枝いっぱいに花をつけるだろう。ホーム一杯に乗客が居た家山では乗降のために若干遅れての発車となった102レ。桜の季節い合わせて「さくら」のヘッドマークが掲出され、より雰囲気を増す。


 この時間、週に何度となくここへ来てSLを見送るお爺さんとお孫さん。乗務員も顔を覚えたようで小さく振られた手に応えるように機関車から手を振り返す。汽車はいつでも子供達に夢と希望を与えているのだろう。


 平日にも関わらず7両編成が組まれたSL急行。補機を勤めるE10型ELも半世紀以上、川根路を走り続けている古豪。旧型の電気機関車も桜とよく似合う。


 駅前に大きく枝を伸ばす福用の桜もほぼ満開。風がおさまればバルブ撮影しようと考えていたが、全然おさまる様子を見せないため撤収。一日ノンビリと川根の桜を堪能。桜が終わるといよいよお茶の季節となる。


                                

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