新茶の香り漂う 川根路の鉄路
昼過ぎ、再び本線へ戻る。第三橋梁袂の茶畑の中で列車を待つと同系色の南海21001系がやってきた。
続いて101レ、13時を過ぎた頃、一人の男性が畑に降りてきて茶摘を始めた。数分待つと101れが「茶娘列車」のヘッドマークを掲げて通過していく。上り勾配にも関わらず無煙に近い状態で通過していった。
前日の14日と共に、この日は川根の新茶を車内で味わえる「茶娘列車」となった。お茶の提供をするのは今年入社した大鉄観光バスの新人ガイドさん。接客の研修を兼ねて毎年行なわれている。
客車のサボを持ってのサービスカット。実はこの前に某機関士さんとのスリーショットが...
休憩を終えてまもなく上り102レの準備をします。公私共に初めて乗るSL列車、あちこち見て歩いたり列車内をブラブラしていました。
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関西から来たカップルは初めて乗ったSL列車にご満悦。往復とも乗車する事にしたそうで、窓を大きくあけて沿線の光景を楽しんでいます。片や汽車好きの旦那さんに付き合って乗車した奥さんは独り座席に残り沿線の人々に手を振ります。旦那さんは...汽車のそばだとか。
102レでも新茶が振舞われます。知らずに乗車したお客さんは思わぬサービスに笑みをこぼす。一通りサービスが済むと車内で記念撮影のリクエストに応えていた。それも接客サービスの一環になるのだ。
杉の木立の中、旧型客車が走り抜けます
思わず「レトロ」と口をついてしまいそうになる白熱灯が灯る車内、帰りの102レでは最後部のこの車両までお客さんが乗らなかった。貸切状態ですき放題撮影してこの日を締めくくった。
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