一番茶の摘み取りが終わった川根路


翌30日 井川線始発列車132レを沢間で出迎える。5月終わりの朝にしては少々寒い。新緑の中の駅は清々しい空気で包まれていた。


上り2番列車134レを奥泉駅近くの茶畑を入れて。茶畑と杉林の間に敷かれたレールをゆっくりと駅に進入する。


134レ奥泉発車 エンジンを吹かし排気ガスを空高く吹き上げる。列車が駅を去るまで、駅長がしっかりと見送る。


大井川対岸、小長井集落に掛かる吊橋に鯉のぼりが泳ぐ。無風で動きがないのが残念、対岸を行く列車を見送る。


緑に包まれた小駅に試験列車が到着する。隔日で訓練運転が行なわれ、8日に本試験があると言う。


奥泉駅手前の茶畑を掠めて進む試験列車。沿線の鮮やかな緑も訓練運転をする運転士は見る余裕もないだろう。


試験列車発車後30分ほどで定期201レが奥泉に進入する。


中間に機関車を挟んだ2列車併結編成、途中の接岨峡温泉で後部を切り離す。


 寸又峡温泉に一泊した大勢のお客さんが列車を待つ。二つの団体さんに個人客と5両編成の列車もほぼ満席となった。


鉄道に興味がなくとも「日本にここしかない」と聞くと列車を降りアプト式機関車の連結風景に見入る乗客。15年前から変わらぬ姿だ。


閑散期の井川線、機関車の運用も少なくなり車両区で休んでいる姿が見られる。夏そして秋の繁忙期に向けての整備期を迎える。


                                 

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