お茶処 川 根 の 茶 香 路 紀 行


 返しの1002レを田野口で、102レを第一橋梁でと思い笹間渡へ向かったが、「ふるさと茶屋」でのんびりしてしまい橋梁へ行く間もなく通過してしまう(汗)綺麗な白煙を棚引かせて(涙)
 そして新金谷へ、ちょうど102レの回送が戻ってきたところ。ELの運転士は後方のSLの位置確認をしながらゆっくりとカマを動かす。


客車から切り離されたSLはゆっくりとクラに引き上げて行く。その姿を眺める親子が数組、やっぱり子供は好きなんですね。


 新金谷での入換えを見ていると、午後一で入庫した313Fが再び出庫。こりゃ撮らない手はない!と家山へ向かうと発車寸前。バシッと流し撮るが、よ〜く見ると運転士さんがこちらを見ている。この一往復で上がりと聞いたが朝から遅くまで結構長い勤務の様だ。


 その313Fを崎平辺りで撮ろうと思い車を進めると第二橋梁付近で川霧が立ち上がっている。駅撮りを変更して河原へ向かうと青部発車の警笛が聞こえる。車を止めカメラを持ち出し露出もそこそこに撮った一枚。山にかかる霧・川面を漂う川霧...そこにやってくるのは313F。自然が魅せる景色に溶け込み走り抜ける。


約10分後にやってくる上り列車を腰を据えて...じゃなく三脚にカメラを据えて動態ぶらし。より一層立ち上る川霧が列車に迫る!


 19:37 小雨舞う崎平の集落に下り列車が着き静かに発車して行く。大きく弧を描く光陰が静かに伸びて千頭を目指す。


 崎平を後にして最終列車を抜里で撮影する。21:48 列車は静かに着き僅か数秒の停車時間で発車して行く。もう少し停車時間があると思いバルブしてみたが...前照灯の形状と妻面の色合いで何とか313Fであることが判る。そして終列車の去った駅、照明だけが寂しく灯る。


翌朝、雨は降ったり止んだりを繰り返し3レ到着の頃には風も出てきた。小さな傘では上半身さえ雨から守れない。


 笹間渡から列車に乗る事にし向かうと一人の女性が駅舎で衣服を整えていた。列車到着まで5分、木造の駅舎に静かな時間が流れる。


  一方、この初老の男性は自分が列車の撮影に来ていると聞くと昔の笹間渡駅の話を聞かせてくれた。昭和30年時分には駅員が10人・日通の職員が5人ほど居たと言う。ちょうど笹間川ダムの建設が行われていた頃、世帯も2倍はあったと言う。昔は笹間も賑やかだったと懐かしんでいた。


 10レに乗り福用で交換する5レで引き返す。県内有数の企業にお勤めの方々は車通勤が禁止されているという。毎日同じ時間帯の列車で通勤しているからか途中駅までの乗車でも熟睡する事ができる。車内の穏やかな光景とうって変わって大井川の流れは前日の流れより勢いを増している様にもみえた。


 14時に会社に入らねばならない為、9:48の地名離合を撮影して帰ることにした。朝からの運用を見ると吊り掛け車同士の離合となるようだ。雨が小雨になったが露出はイマイチ。一般車が検査などに入る時がチャンスになる吊り掛け車同士の離合、今後京阪車や整備中の近鉄車が出場したら見られなくなる可能性が大きい。チャンスがあったら撮っておきたい絵である。


                            

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