C58 363 上越線試運転撮影行


 2006年3月9日、前日から行なわれていたC58 363号機の上越線での試運転を撮影に出かけた。今回は鉄の親子さんのお誘いを受けて遠い汽笛さん思い出鉄道探検団の団長・武蔵高萩さんに同行させて頂いた。上越線初撮りが蒸機の試運転となった。午前4時半、まだ日も昇らない時間に自宅を出て駅へ向かい、始発列車で移動開始となる。

 伊東始発は5時、この日は伊豆急の看板車両でもあるアルファリゾート。豪華な普通列車で幸先の良いスタートを切り、5:23に熱海着。すぐさま東海道上りホームに上がる。まもなくするとこの春のダイヤ改正で姿を消す寝台特急「出雲」が到着。そそくさと運転士交代を済ませて5:32、定刻に発車ベルが鳴る。


 東海道区間はEF65PFが牽引、早朝の熱海駅に鉄ちゃんの姿などないだろうと思ったら3人がカメラを向けていた。都区内や山陰地区では多くのカメラマンが撮影している列車、ここでは僅かなものであった。


 出雲を撮影し5:40発の列車で小田原へ移動、ここから「おはようライナー22号」に乗換えて渋谷まで乗車する。ライナー券が確保出来ない可能性もあることから、事前にグリーン券を購入して乗り込む。小田原発車時点では自分一人だけであったが、平塚で半数が埋まり、藤沢発車時点でほぼ満席となっていた。驚いたことに、都心の小中学校へ通う子供らがグリーン車利用で通学!何とも贅沢な通学だ。


 渋谷で7:33発の埼京線通勤快速に乗換えて集合場所の武蔵浦和駅へ。ちょうど8時に到着し、集合まで時間があったので新幹線と埼京線の列車を数本撮影して駅を出る。在来線に比べて新幹線は架線柱が多くてなかなか撮りづらい。


 武蔵浦和で遠い汽笛さんと合流し、鉄の親子さんの車で上越線沿線へ移動。八木原〜渋川間のポイントへ。到着後すぐに上り列車が通過。暫くすると遠くから汽笛が聞こえたと思ったらモクモクと煙を上げてC58 363を先頭にした試運転列車がやってきた。


 昨年3月の秩父鉄道での試運転以来のC58 363との再開は上越線(他社線)となった。


相変わらずの煙を上げて4両の12系客車を軽々と牽引していった。


 渋川駅でバカ停するとの事で、大正橋で迎え撃つことに。寒くなるといわれた日だが、曇ってはいるものの、そんなに寒くない。まずは?露払いに先行する115系4連を撮影。東海区間では見られないモハ115が入った編成を見るのも久々。


11時少し前、普通列車から時間を置いて試運転列車がやってきた。


川下から吹く強い風に煙は川上側へ大きく倒れてしまったが、迫力ある煙を出して通過していった。


 キャブを流して機関士の表情を...と思ったら見事に柱部分に隠れてしまった。客車は12系の4連、幕にはしっかり「SL試運転」の文字が入れられている。わざわざ作ってあるのだろうか。


 高速で一気に水上へ抜けて雪が残る名勝地「諏訪峡」へ。12時頃の通過予定に対して15分ほど前に到着しアングルを決める。しかし...雑談をしていると上り線をEF64 1001が単機で通過!「あ〜!!」という声と共にため息。デジの電源入れてから...間に合いません(汗)

 汽笛も聞こえず突然と登場した試運転列車。白煙を棚引かせて諏訪峡を駆け抜けていく。


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