’05 桜舞う季節の川根路 


 101レ撮影後、各駅の木造駅舎の撮影などを行い夕方まで時間を潰す。19:40過ぎ、金谷駅へ寄ると421系が発車を待っていた。バルブ撮影...。しかし露出を勘違いしたためテール流しは失敗に終わる。発車待ちの構内にはコンプレッサーの音が響き賑やかしいが発車してしまうと物静かな駅になる。これでもJR線との接続駅...


 遊んでいる時間とは本当に短いもので最終日の8日になった。9時過ぎに新金谷駅へ行くと出札脇にホワイトボードが置かれていた。見ると倒木により区間運転をしているという知らせ。急いで地名駅に向かうと千頭駅の駅長が出向いて信号操作などを行なっていた。代行バスは駅前まで入る事が出来ないため、踏切脇まで来て徒歩連絡したと言う。久々に開かれた地名駅事務所内、運転用具箱が開かれ必要用具が出されていた。


 上り14レが発車を待っている。通常なら前車の扉しか開かない地名駅で両方の車輌の扉が開かれている。そして10:25、手動で踏切・信号の扱いが行なわれ確認が済むと発車合図を出す。普段駅員の姿を見ることのない地名、こんな事で配置される事が少ない事を願いたいもの。


 10:30過ぎ、現場復旧の知らせが入り今後の列車運行の情報が次々と伝えられてくる。駅長氏に話を聞いたところ、倒木が確認されたのは下泉トンネルを抜けた遠方信号付近で直径30cmほどの木だと言う。架線が目の高さまで垂れ下がった状態、駅進入を控え列車は速度を落としている区間であったため、当該区間に差し掛かった列車は直前に停車する事が出来た。当該列車は上り8レ、現場確認後、駿河徳山まで引き返して待機することになったと言う。
 川根高校通学の下り3レは途中で運転打ち切りとなりバス代行となり、架線の張り直しなどのため送電停止の措置がとられ、金谷〜地名間での運転となったそうだ。
 復旧後、8レで運用されていた列車を使い試運転を行い安全を確認したあと、下り9レから通常運行に戻った。その9レが地名に到着、試運転列車の運転士と駅長が列車を迎える。


 16レ発車まで様子を伺って待機していた駅長も帰り自分も移動することに。青部の桜で101レを撮ろうかと思い行ってみると既に8人ほどの人だかり。んじゃっと田野口へ戻って定番の踏切へ。先客は2人、この日はC11227に客車3両。ローカル線の客車列車を彷彿させる編成だった。


 101レ撮影後、数本の列車を田野口で撮る。時折吹く強い風に舞う桜、列車到着時にその風が吹くことを期待したが、残念ながらハラハラ舞う程度。6日並の暑い日、おでんと季節外れの冷し中華を食して青部へ向かった。


 逆光気味のカットになるが、風に舞う桜が綺麗だろうと構える。しかしそう簡単に思った通りの絵は撮れないもの。列車の前でなく上空を舞っていく花びらを入れてのカットになった。


 102レも青部で。満開の青部駅を意外と早い速度で列車が通過していった


 その後、青部で数本の普通列車を撮影し帰路に着く。帰りがけの大和田駅で下り列車を撮影。初日とは比べ物にならないほど開いた花びらが両サイドで列車を出迎える。


桜の花に見送られ降車客もなく発車していく列車。車内に居ながらにして花見を楽しむ事が出来る日もあと僅か...


                             番外編

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