大井川鐵道 冬のある一日

幾分か寒さの和らいだ1月30日に今年3度目の大井川を訪れた。天気予報どおりの快晴、冬・平日の大井川の一日です。


近隣に金谷町の官公施設がある代官町駅。朝陽が駅構内を染める朝方、風邪でもひいたのだろうかマスクをした女性が一人降りた。


 普段であれば無人駅の五和、五和〜横岡(仮)駅間を通票閉塞とするために職員が配置されている。信号扱いなども手作業で行われている様子が伺える。小さな駅舎に一人で勤務するのは大変なことだろう。


いつも元気な子供達、バス・列車の乗り換えにももう慣れたであろう。紅一点の女の子は右端の男の子が独り占めかな?


 福用駅にはご意見帳の様なノートが置かれている。不便さを訴える苦情などが書かれているかと思えば気持ちの良い事も...小さな子供から学生さんまで、大鐵を必要とする人の願いが込められています。


 この日の101レはC11312号機の牽引、旅客列車の発車後に慌しく動き回る職員と蒸気を吹き上げるカマ、まだ出区まで数時間あるが準備はほとんど整っているように見えた。


茶畑に赤とクリームの吊掛電車、この光景もいつまで見られる事だろうか...


平日の日中の利用者は足を持たない交通弱者がほとんどになる。駅まで自転車をこいでやってきた老人が上り列車の到着を待つ。


 下泉では上り線の枕木交換が行われていた。列車到着数分前に作業を中断して発車列車を傍らで見送ると再び作業開始。JRや大手私鉄の様な機器はなく、全てが人海戦術、一つ一つ交換されていきます。


 週に2・3度ほど甲府から野菜や果物を満載してやってくる商店が崎平の駅前で店を広げる。青部・崎平の人々に小売したかと思えば、千頭の八百屋が箱ごと買って行く姿も見られる。その崎平駅の駅舎は無人化されて久しい。駅員事務室には使われなくなったストーブが錆付いたまま放置されている。


101レを崎平の集落を見下ろす林道から撮る。冬とは思えない暖かな陽射しが街を覆う。
その景色にすっかり溶け込んだ蒸機列車が汽笛を響かせて通過していく。


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