井川線DL回送と秋祭りの大井川


 平成16年10月15日(金)、かねてから進められていた井川線の主力機関車DD20型のエンジン換装工事、今回はDD204が対象となりメーカーの日本車両へ運ばれた。そしてエンジン換装を終えたDD20がトレーラーによって運ばれ、大井川本線をE10型ELに牽かれて回送された。その様子と翌日の沿線の秋祭りの様子を追ってみた。


 7:30 島田の大井川運送倉庫で出庫を待つトレーラに載せられたDD20、敷地外から眺めていると職員の方が「中で好きに撮りなよ」と敷地内へ入れてくれた。トレーラーに載せられたDD20は台車を履いたままの姿、いくら小型とは言えそのまま載せるとは!!


 8:00 大井川運送倉庫を出発したトレーラーは20分過ぎに大井川を渡り大代川側線への道路を走行する。大井川を渡り終え交差する道路への進入、大きく回りこみ切り返す事無く見事一発で進入してきた。道路が大きく広がっているのはこの為か。このトレーラーの運転手さん、C11190を御前崎港から大代川側線への輸送も行ったという。鉄道車両の輸送は手馴れたものか?


 後ろに小物を積んだトラックを従えて大井川の堰堤を走りぬけ大代川側線終端部へ向かう。到着すると線路と直角に据え付けられる。しかしトレーラーの扱い見事なもんです。レッカー脇にピタッと止めるんですから。


 レッカーの足が広げられ作業開始、釣り具・ワイヤーが吊り上げられ車体両脇に仮設されたフックにワイヤーが掛けられる。ゆっくりと誘導員の指示によって車体が吊り上げられ旋回、そして線路上へ降ろされていく。台車も一体に吊り上げられるので車入れの作業もなくスンナリと終わってしまう。線路上に降ろされるとすぐに台車の固定金具の取り外しとエンジンの点検を行いエンジンを始動させ状態を見ていた。


 暫くして本線用と井川線用の連結器両方を備えたcワフ0型を従えて大代川側線を自力で新金谷駅構内へ回送、車両区ピット線に入り下回りの点検を行い本線回送の支度を整える。


 点検・機回しを行いE10型ELに牽引され側線へ移動し発車まで待機する。本線規格のELが大きく見えるが実際は逆、2/3ほどのサイズの井川線車両が小さく見える。その様子をコンパクトカメラで撮影するこの人の姿も...お店は良いのかな??


 この日の101レはC11227牽引の4両編成、今日ばかりはこの列車も露払いと言ったところか、五和の築堤を快調に走りぬける。傍らではその様子をビデオに収める人の姿。しっかり後追いまでしっかり撮影していた。


 そして本命の回送列車。E101+cワフ0型4+DD204と何ともレアな編成、E10のパンタが上がっていなければどちらが牽引しているか判らないかも?黄金色の稲穂が迎える五和の築堤。


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