川 根 路 の 紫 陽 花 紀 行


 6月22日(日)23日(月)、紫陽花を求めて大井川入り。ところがこの前日の夜、大鐡のHPを見ると23日にC11190の公開試運転が行われるとの記事が載っていた。おぉぉ!何と偶然な事か!喜び勇んで東名高速を西へ。この晩は「やぎしたのhomepage」のやぎしたさんのお宅で「Akiraの汽車写真館」のAkiraさんと共に小宴会。珍しくカミサンと別行動のAkiraさん。どうやらカミサンは京都で羽をのばしている様子。それじゃぁ旦那も羽を伸ばしたいってもんですね!大井川で...
 そんなこんなで迎えた二日間の様子です。


 6月22日(日)、朝7時前にやぎしたさんのお宅を出る。やぎしたさんは爆睡中。Akiraさんは東海道でブルトレ撮影に、オイラは大鐡沿線へ...ところがAkiraさん新聞を購入して戻ってしまったそうな(汗)
 まずは五和へ。国道沿いの駐車場から離合シーンを撮っていると下り列車の乗務員室窓が開く。何と初っ端から「LongHorn」のひろしにぃさん。この列車は千頭の始発列車の折り返し、早朝からご苦労様です。


 上りの交換列車が到着、両者とも元南海21000系。広告仕様の21003F編成が「ハデズー」なら南海オリジナルカラー車は「ジミズー」と言ったところか?

                             五和

 五和をあとにして沿線を北上、神尾の部落を抜けて神尾駅へ。
この駅は神尾の部落の為にあると言って良いだろうが、その部落まで徒歩でも10分以上かかるだろう。敷設の関係で部落から離れてしまったのだろう。

 部落から駅への道端に時計が設置されている。乗り遅れのない様にと地元の方が設置したのだろうか。


 そんな小さな無人交換駅「神尾」には「みすずちゃんノート」と言うゲームかアニメキャラのノートが置かれている。このキャラの名「神尾みすず」に絡めたものだろう。旅の一筆が記されている。
 ぼ〜と大井川の流れを眺めていると上り列車が地蔵トンネルを抜けてやってきた。


                                    神尾

 続いて「福用」に向かう。ここも小さな部落があり山肌には茶畑が広がる。国道の新道が大井川寄りに造られた為に駅前を通る旧道は町の小道と化した。
小さな山里の町に不釣合いな新道ではあるが地元の方々にとってはこの方が安全で安心であろう。駅前の大池商店でパンを買い朝食にする。以前、この福用の部落を見下ろす茶畑へ連れて行ってくれた御祖父さんが店番をしていて覚えていてくれた。ここでも数本の交換列車を撮影する。

 日曜日の福用駅、真新しい夏服の彼女は一年生だろうか、時刻表を確認しつつホームに上がる姿があった。
 上り交換列車待ちの運転士。毎日の事とは言え「挨拶」は大切なこと、乗務員同士のコミュニケーションの度合いが分かる。


上り列車の車内ではお化粧に夢中な学生さんの姿が。揺れる車内で上手く化粧が出来るものだ...


 列車交換が行われ静かな駅に戻った福用。しばらくすると数人のご婦人が雑草取りや花壇の散水を始めた。無人駅の「福用」がいつも綺麗になっているのは地元の方々のおかげ。利用する際は汚さぬ様に心がけたいですね。そんな福用に下り列車が進入する。駅のはずれには小さな紫陽花が数株植えられていた。
 実はこの日に前日に運転された「トラストトレイン」用の客車を家山まで回送する列車が設定されていると聞いた。幸いこの下りと交換する列車が先ほどのひろしにぃさんだったので停車時間中に設定があるか伺ってみた。すると...

 「あれ?昨日持ってったっけよ〜、最近は1004レの乗務員がそのまま持っていくんで翌日回しはしないよ」

だそうで...その噂の出所はこの時まだ山奥の宿で爆睡していたとさ...。列車の設定が無い事をそろそろ出撃したであろう、やぎしたさんに連絡すると既に五和の築堤付近でスタンバイ。この事実を伝えるとメッキリ写欲が失われたとか。
 諦めきれずに家山まで先行して確認するとこに...ありました、しっかり第一側線に止まってました(笑)この恨み!!


 無いものは仕方ない。時刻表を改めて見返し隣の抜里へ向かう。二番茶の摘み取り風景と絡められるかな?と淡い期待があったのだが既に大半が作業を終えていた。じゃ、定番の乗降シーンって事でホームに上がるが無人。日曜の10時頃はこんなもんか、と思っていると第一橋梁を渡る上り列車の走行音が聞こえてきた。と時を同じくして一台の自転車が駅に向かってくる。この辺りはかなり前からか到着ギリギリかどちらかに偏る傾向がある様だ。


あれれ?後ろからもう一人...植木の陰にいらしたみたいでした


抜里駅の駐輪場とホームの間にも一株の紫陽花が。駐輪場の窓越しに発車する上り列車を絡めて...


 抜里での撮影を終えて、やぎしたさんとAkiraさんが待つ笹間渡へ移動する。コテージ脇の駐車場に車を止めて朝食タイムだそうで...第一橋梁の袂でのんびりとお食事。この日のSLは101レ・102レの一往復のみ、のんびりと紫陽花ポイントを探すのも良いでしょうね。
 笹間渡のコテージ脇駐車場の傍ら、線路に沿う様に色とりどりの花が植えられている。季節の花々が咲き乱れていて、散水管から霧状の水が撒かれていた。

水を浴び陽の光を受けて活き活きと花を広げる紫陽花を初めとする花々。植物って水滴が滴ると瑞々しく綺麗ですね。


風に吹かれ飛び散る水滴・色とりどりの花の間を下り列車が通り抜けてゆく。  笹間渡


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