紫 陽 花 咲 く 頃 の 川 根 路


 6月22日、雨の予報に喜んで大井川へ。沿線で見頃を迎えた紫陽花と列車を絡めての撮影に出かける。梅雨らしくシトシトと降る雨は紫陽花の花をひと際輝かせる。川根温泉笹間渡9:44発千頭行きの普通列車から撮影開始。線路端の紫陽花に雨粒が跳ねる。


 地名へ移動し駅構内の紫陽花と列車を絡めて撮影しようと考えていたら雨が上がってしまった。午前中一杯は降り続く予報より一足早い雨上がり。10:25発金谷行き列車には名古屋から里帰りした女性が到着を待つ。名古屋の生活に慣れると土地(川根)の時間は持て余すと...。それだけゆったりとした時間が流れている。


走り去る列車を紫陽花の花が見送る。雨が降っていればもう少し詩情的なカットになっただろう...


 17日に起きた県道脇の土砂崩れで地名〜塩郷間の県道が通行止めになった。県道のすぐ真下には鉄道が通っている。不幸中の幸いとでも言うべきか、鉄道には被害が至らなかった。しかし、この道路は川根地域の生活主要道、通行止めにより対岸を通る道幅の狭い国道を遠回りしなければならなくなった。迂回により30分以上余計な時間が掛かるほか、大型バスが通れない事態となり、SL利用の団体も地名までの乗車となり間接的に鉄道にも被害が出た。

 この通行止めも24日の夕方には片側交互通行により現場の通行が可能となった。


今が盛りと聞いた田野口へ行ってみた。線路脇に色とりどりの花をつける紫陽花。11:27発の千頭行きが到着する。


線路を挟み咲く紫陽花。文字通り「花道」を列車が走り抜けて行く。


12:50過ぎ、汽笛を響かせて田野口を通過する101レ、この頃には陽が差し蒸し暑くなった。雨なら期待できた煙も...


 SL急行が走り去って暫くすると一人の老婆が一輪車を押してやってきた。お店が休みのこの日、畑に肥料をやりに行くと言って線路脇を歩き始める。道路を回って行くより線路を通った方が格段に早いと言う。線路は地の人々の生活路でもある。


昼食を取り一休みしてから青部へ。線路脇の高台に居を構える方が植えた紫陽花が線路端を彩る。

紫陽花街道を102レが走り去る。


青部16:10発の千頭行き列車が紫陽花街道を通過する。徐々に暗くなる沿線にひと際輝く紫陽花の花。

この時期・この区間を徐行して走っても良さそうだ。


 17:34 暗くなりつつある空も夏至に近いこの時期、この時間になってもまだ明るいと感じられる。

青部駅を発車する列車を駅脇の紫陽花と絡めて。


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