2003年 井川線 DBチャーターツアー 
 

 2003年5月24日・25日の二日間、大井川鐡道井川線(通称:南アルプスアプトライン)で久々にDB1型機械式機関車が本線走行した。
幣サイトのリンク先「井川線フォトギャラリー」のコリドラスさん主催によるチャーター列車である。二日間かけて井川線25.5kmを往復すると言うじつにのんびり・ゆったりとした行程が組まれた。その一部始終を行程を追ってご紹介します。


 5月24日、いつもの如く早朝に現地入りし始発列車を撮影する。心配されたお天気も問題なく晴れ間が覗いている。前日は中川根町で雹が降り所によっては30cmほど積もったと言う。それが嘘であるかの様に沿線は新緑が陽の光に輝いていた。

川根小山付近のトンネルに進入する始発列車(左)/同じく沢間駅に進入する始発列車(右)
追いかけて十分間に合うところが井川線らしさ?


8時すぎ川根両国車両区に到着。すでに主催のコリドラス氏と相棒(?)のABE氏が現着し準備を整えている。DBチャーター運転のイベントの一つでもあるDD100型107号・DD20型DLとDBとの並び撮影会を行う為に、外観整備中のDD107に前照灯・標識灯などを取り付ける作業があった。
 車両区に向かうと既に数両の機関車がエンジンを回し構内を右往左往している。回送列車が到着すると収容の為に場内はさらに慌しく動き出した。これをビデオに撮ったら面白いだろうなぁ〜と思える光景、しかし大鉄の入換作業は神業の如く早い!阿吽の呼吸とも言うべきだろう次々に手際よく作業が進められてゆく。

DD107号機に前照灯を取り付ける両氏、錆止め塗装が施され後は本塗装を待つばかり(左)
この日の主役DB9号機の駆動チェーンに注油する。機関と車軸が図太いチェーンで結ばれている機関車はそうそう無い(右)


川根両国車両区の構内、DD20が行き交い傍らでDB1が休む。狭い構内で手際よく入換が行われる(左)
撮影会の場所を確保する為に貨車を移動させた。DB1がcワフ0・cト100型を押し込むシーン、ある意味貴重なカット?(右)


 一通りの準備が整い集合場所の千頭に向かう。今回のチャーター列車の為に所轄する井川開発事務所により行程表と撮影許可証が用意され参加者に配布された。集合予定時刻を過ぎると井川線ホームに三々五々集まりだした。初日は総勢16名。客車1両をゆったりと使用出来る人数である。千頭では転車台でDB機関車の方転・背合わせなどの撮影が行われ列車の組成に入る。井川線生え抜きのcスハフ1型客車1両にcト100型無蓋車1両をDB1とDD20でサンドイッチした豪華編成である。

背合わせになりゆっくりと転車台に移動します、そして撮影の為にグルリと一周回されます。蒸機より軽いので軽々回る?

燃料は軽油、エンジン上部のボンネットに給油口があります。 人一倍気合が入っていた車掌の中村氏、氏の車内での語りは有名!


DB8+cスハフ1+cト100+DB9の豪華編成で川根両国まで向かいます。組成された同編成は魅力的!


まず最初の撮影ポイントは川根両国駅手前の貨物側線付近、上り勾配を力強く走ります 千頭〜川根両国


DB8 DD204 DD107の3両を並べての撮影会、各種HMを取り付けて数カット。出発まで時間があったのでゆとりの撮影会です


地ベタに座り込んでカメラを向けるやぎしたさん。結果は??(左) ・ 主催者のコリドラスさんも満足だったでしょう!(右)


 昭和36年、登山客の利便性を図る目的で井川線から本線へ直通列車が運転された。愛称は「あかいし」、その当時列車に掲げられていたHMが現存していた。もちろん今回のチャーター列車に掲げられたのは言うまでもない(左)
 初日の参加者全員で記念撮影。老若関係なく楽しめるのは趣味の醍醐味ですね(右)


川根両国からはDD20が先頭に立ち出発する。「あかいし」のHMも誇らしげ!


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